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さかもとくみピアノ教室です。
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スタッカートについて今日はご紹介していきたいと思います。
みなさんスタッカートと聞いてイメージするのはどんな弾き方でしょうか。
「スタッカート」とは音と音をつづけずに切り離してそうすること。レガートの対義語。
(参考文献:音楽中辞典 音楽乃友社)
音楽中辞典にもあるように、スタッカートは「短く跳ねて」弾くのではなく「音を明瞭に分離して弾く」というのがスタッカートの正しい演奏法です。
スタッカートはイタリア語で「音を切り離して」という意味があり、決して「短く切る」「跳ねる」という意味ではないのがわかります。
では具体的にピアノでのスタッカートを練習するにはどうしたらいいかお話します。
・鍵盤の上に指を置き、弾く音をさわる
・指先、手、前腕、上腕の4つを連動させる
・長めの音で次の音につなげないように弾く。
・少しずつ音を短くしていく
この4つの順番で行います。
「手は前腕によって、前腕は上腕によって、上腕は胴体の強い筋肉によって投げられるのである」(引用元:シャンドールピアノ教本)
要するに、指先だけや手首だけで跳ねるのではなく手と指先そして腕と体を意識して弾くという事ですね。
実際に演奏を見ると「手首が上へ持ち上げられているように見える」と思います。これは手首だけが動いているのではなく、前腕上腕を使った結果指先までの筋肉の動きが連動して波動した動きなのです。
レッスンでよくあるのが
「鍵盤から遠く離れたところから指をたたきおろす」弾き方。
「跳ねる」意識が強く、上から鍵盤をたたきつけるタッチをする」
というものです。
この時のピアノの音はどうなっているのでしょう?
どちらもハンマーでたたかれているような弾き方のため、空間に音色が広がることができません。
その理由の一つが指先と鍵盤がぶつかる「雑音」が音色に入っているからです。
また、上からたたきつけるということは、本来音を出す直前には鍵盤を触っているはずの指先が準備されていないため、タッチのコントロールができず不安定になってしまい結果的に出したい音色が出せないということもあります。
たたきつける音色は例えるなら「工事現場でよく耳にする「どどど」という機械音」に近いです。
ピアノ楽器本来の音の出し方はこのタッチでは難しいのがわかります。
しかし、正しいスタッカートの弾き方、身体の使い方に自分が気づき改善していくことで、徐々に正しいスタッカートのタッチへ変化していきます。
もちろん曲によってスタッカートのとらえ方、表現方法はそれぞれ異なりますから、ここですべて触れることはしませんが詳しくはレッスンでお伝えしています。跳ねるという意識をもたないほうがピアノ本来の音色が生きる演奏に近づくことができるのではないでしょうか。
人間は自分のことが一番わからない生き物なので、客観的に自分自身の行動を見つめ直すことでいつも改善点がみつかります♬いろいろ試す中で一番ベストなスタッカートが見つかると思います。ぜひ頑張ってください♬
スタッカートの正しい弾き方についてお話しましたがいかがでしたでしょうか。
スタッカートは音を切り離して弾くのが正しい奏法です。(注:曲によって具体的な切り離し方は異なります。)
ぜひ参考にしてピアノ学習を楽しく取り組んでいただけたらと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◆YouTube『ピアニスト・Kumi Sakamoto』
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